2024年11月15日(金)~21日(木)  よく生きるジャーニー~琉球/沖縄編(沖縄)

<<よく生きるジャーニー~琉球/沖縄編>>

沖縄の真の姿に触れ、「平和」や「自立」について考える7日間

 

<このジャーニーの目的>

このジャーニーは、かつて「琉球」と呼ばれ、海洋貿易国家として独自の文化を育んだ沖縄の過去から現在へと辿り、そこにある光や闇を含めた沖縄の真の姿に触れることで、人がよく生きる上で欠くことのできない「平和」や「自立」というテーマについて学び、考えることを目的としています。

琉球/沖縄ほど「平和」および「自立」というテーマに関して光と闇のコントラストが強く表れている場所は、少なくとも日本には他にないでしょう。琉球王国時代、沖縄は小国でありながら日本(室町時代から明治時代初期)と中国(明から清の時代)という近隣の大国とうまく渡り合いながら、とにもかくにも約450年の間、平和と自立を保っていました。ところが、1879年の琉球処分以降は日本の実質的な植民地となり、果ては太平洋戦争の末期に対米軍防衛の最前線とされ、一般市民を含む多くの人が犠牲になったことは歴史が示すところです。その後米国の占領地となり、1972年の日本返還後も米軍基地の負担を一手に担わされて現在に至るわけですが、こういった経験をしてきた場所だからこそ、平和や自立という、人がよく生きる上で欠かせないテーマについて深く学び、考えることができるのではないか、そういう想いから企画したのがこのジャーニーなのです。

<このジャーニーの旅程>

[1日目]午後、那覇市内のホテルに集合。荷物を預けた後、現在再建が進む首里城および近隣の園比屋武御嶽および玉陵といった世界遺産に指定された琉球時代の史跡を巡りながら、琉球沖縄歴史文化研究所の所長で「さきがけ歴男塾」というYouTube番組で人気の賀数仁然さんに琉球の歴史と文化についてたっぷりご案内いただきます。夜はホテルから程近い料亭「四つ竹」にて伝統的な琉球料理に舌鼓を打ちつつ、沖縄の伝統芸能の1つである琉球舞踊を鑑賞します。宿泊:那覇市内の沖縄ナハナ・ホテルを予定。


  
    
          首里城の守礼門              賀数仁然さん

[2日目]この日は琉球開闢神話にまつわるパワースポットを廻ります。まずは午前中、その神話について触れた後、開闢神アマミキヨが沖縄本島で最初に降り立ったと言われるヤハラヅカサおよびその周辺の聖地を辿ります。昼食をはさんで世界遺産で有名な斎場御嶽をじっくり堪能した後、ハート形の城門で知られる玉城城址へ。夜は早めにチェックインして沖縄では珍しい天然温泉「猿人の湯」を併設するホテルでくつろぎます。宿泊:ユインチホテル南城を予定。



 


 
        斎場御嶽                 玉城城址のハート形城門

[3日目]午前中、初日に続き賀数仁然さんの案内で琉球特有の建造物であるグスクのうち沖縄本島東部にある中城および勝連城という2つの世界遺産を訪れます。軍事用の施設とも祭司用の施設とも言われるグスクは、御嶽とともに琉球を理解する1つの鍵を握っているものですが、その中でも代表的な2つのグスクを廻ることでその謎に迫ります。勝連城では琉球の伝統芸能の1つ、組踊を現代風にアレンジしたものを鑑賞し、その後本島西部に移動して初日の夜に鑑賞したもう1つの伝統芸能、琉球舞踊を今度は実際に肌で体験していただきます。最後はその琉舞道場にゆかりがあり、琉球大学教授で「ブルーゾーン沖縄研修」をされている荒川雅志先生から沖縄人の長寿の秘訣についてお話を伺います。宿泊:むら咲むらホテルを予定。

 
                 勝連城址              荒川雅志先生

[4日目]この日は午前中、沖縄戦の戦跡を、午後は米軍基地を沖縄平和ネットワーク所属のガイドさんとともに廻ります。まずは宿泊ホテル近くにあるチビチリガマとシムクガマという沖縄戦で米軍が読谷に上陸した際、地元の住民が逃げ込み、生死の明暗が分かれた場所を訪れます。その後、米軍上陸の地碑がある渡具知海岸を経由して沖縄戦の激戦地の1つである嘉数高台公園へ。実はここから世界一危険な基地と言われ、移転問題に揺れる普天間基地が見渡せることもあり、これを機に焦点を現代の米軍基地の問題にシフトしていきます。さらに、目の前で嘉手納基地のジェット戦闘機が離着陸するのが見える道の駅かでなを訪れ、最後にキャンプ・コートニーで渉外官を長年務めてらっしゃる梅原一郎さんに米軍に勤める立場からお話を伺います。宿泊:ココガーデン・リゾート 


 

    渡具知海岸の米軍上陸地碑         嘉数高台公園から普天間基地を望む

[5日目]この日は朝一番にうるま市の児童館でこの施設を運営されている一般社団法人りあん代表の山城康代さんから沖縄のもう1つの問題である貧困問題、特に子供たちの貧困についてお話を伺います。その後、名護市まで北上し、辺野古の新基地建設によって美しい大浦湾がまさに埋め立てられつつある現場をグラスボートに乗って間近に見つつ、長年新基地建設の反対運動に携わってこられたヘリ基地反対協議会の浦島悦子さんから基地建設およびそれに絡む環境破壊の問題についてお話を伺います。午後はさらに北上して世界遺産にも認定されたやんばるの森に入り、有名な比地大滝までネイチャーガイドさんの案内で歩き、まだ破壊されずに残っている沖縄の自然を堪能します。宿泊:アダガーデン・ホテルを予定



 大浦湾から辺野古基地の埋め立て現場を臨む           比地大滝


[6日目]朝一、沖縄本島の最北端である辺戸岬に寄ってから北部随一のパワースポットで琉球神話の舞台でもある大石林山を訪れ、所長の喜瀬慎次さんが開催される人気の「スピリチャル・ツアー」に参加します。巨岩・奇岩が連なる独特の地形の中を歩きながら沖縄の精神世界や祈りの文化についてお話を伺います。昼食後は一路今帰仁を目指し、沖縄風の古民家でかまどのある暮らしを営む料理人の満名匠悟さんを訪ね、沖縄の食を守る活動についてのお話を伺いつつ、夜は手料理をご馳走していただきます。食後は沖縄の伝統楽器である三線のプロが奏でる音色に身を委ねます。宿泊:ホテル・ベルパライソを予定。



     巨岩・奇岩が連なる大石林山            満名匠悟さん




[7日目]朝、ホテルをチェックアウトした後、一気に沖縄本島からいくつかの橋でつながっている伊計島までバスを走らせます。沖縄の1つの特徴にコミュニティ意識が非常に強いことが挙げられますが、その中心には昔から共同売店というものがありました。生活が便利になるにつれ廃れつつあった共同売店を復活させるべく「愛と希望の共同売店プロジェクト」を立ち上げた小林未歩さんに伊計島の共同売店でお話を伺います。その後、隣の宮城島にあるあごーりぱ食堂にて最後の沖縄料理をいただきつつ、ここで行われているコミュニティの活動についてもお話をお伺いし、最後はお別れの三線演奏でこのジャーニーを締め括ります。



       伊計島の共同売店               あごーりぱ食堂


    ※なお、上記旅程の詳細については今後変更が出る可能性があること、予めご承知おきください。


ご覧いただくとおわかりのように、前半が中世から近世にかけての琉球、後半が近代から現代にかけての沖縄を主題としています。まずは琉球王国時代の歴史や文化にどっぷりと浸かり、なぜ大国に挟まれ、強い影響を受けながらも決して自らを見失うことなく450年という長きにわたって自主独立を貫き、平和を維持しながら独自の文化を花開かせることができたのかに想いを馳せます。その後、沖縄戦の戦跡や米軍基地を廻ることで平和や自立を失った沖縄に何が起きたのか、そして今も起き続けているのかという闇の部分にもしっかりと向き合います。そして、最後の方はそのような状況の中でも決して未来を諦めずに平和や自立を目指していろいろな活動に取り組んでいる人たちにスポットを当て、その姿から自分たちがこれからよく生きるためにできることは何かについてのヒントをいただこうと思っています。ぜひ沖縄の光と闇を含めた真の姿に触れ、よく生きるということ、特に平和や自立の中で生きるということについて学び、考える旅をご一緒しませんか?

 

<このジャーニーのセールスポイント>

中世から現代までの琉球/沖縄の歴史に潜む光と闇の両面にクローズアップすることでその真実の姿に肉迫!

2000年に世界文化遺産に認定された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」9遺跡のうち首里城や斎場御嶽を含めた6遺跡と2021年に世界自然遺産に認定されたやんばる国立公園を訪問することで、沖縄の文化と自然の両方を満喫

すべての訪問先で専門のガイドさん、あるいは活動の当事者から直接お話が聞けるだけでなく、様々な体験プログラムも用意!

食事も沖縄の郷土料理や現地の素材を活かした料理を中心とした多彩なメニューを用意。最後の夕食は沖縄の古民家でかまどを使った絶品の料理を提供!

旅の前後にオンラインでオリエンテーションとリフレクション(振り返り)を実施!

 

<このジャーニーの詳細>

●日程:20241115日(金)〜21日(木)

●費用:250,000円(税込で275,000円)

※但し、ご自宅から集合場所である那覇市内のホテルまで、および解散場所である那覇空港からご自宅までの交通費は各自負担でお願いします

●定員:18名(最少催行人数は10名)

●募集期間:202471日(月)〜1015日(火)

※定員となり次第、募集を締め切らせていただきます(キャンセル待ちの受付あり)

●宿泊:基本、231部屋の相部屋となります

●対象年齢:18歳以上

●お申込先:https://ssl.form-mailer.jp/fms/1fbe1751826406 

●お問い合わせ先:info@yokuikiru.jp

●企画・主催:よく生きる研究所 https://www.yokuikiru.jp

●企画協力:プロモーションうるま 田中啓介氏

●備考:よく生きる研究所代表の榎本英剛が全行程同行します

 

<このジャーニーの説明会動画>

このジャーニーにご興味を持っていただいた方で、もう少し詳しい話を聞きたいという方たちのために7月に2回説明会を開催したのですが、そちらの動画を観たいという方がいらっしゃれば、以下のリンク先にある「録画の視聴を希望します」という欄を選択し、他の情報をご記入の上送信してください。

https://ssl.form-mailer.jp/fms/c784f0a3826400 

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